近年の道路状況を取り巻く状況は、財政的、環境的な制約がかなり厳しいものがあり、維持管理の遂行及び耐久性の向上が極めて重要になってきております。とりわけ、道路橋の床版については、昨今の車両の大型化や交通量の増大に伴い、その劣化、損傷が問題となっており、耐久性の向上が緊急の課題となっております。 この様な現状において、床版上の滞留水を早期に排水させ、メンテナンス経費が節約できる商品として、当社の「スラブドレーン」が必要とされる様になりました。
(株)高速道路総合技術研究所発行の、設計要領 第二集 橋梁保全編 7章 付属物 4.排水装置の「床版排水孔構造参考図」製品はフリードレーンとなります。
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アスファルト舗装への浸透水により、コンクリート床版や舗装の損傷を著しく早めることは、既によく知られるところです。 |
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近年になって排水舗装が採用されるとともに、防水層を含めた床版排水システムの必要性が増しております。 |
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床版上や防水層上の滞水を速やかに排水することが、耐久性向上(床版及び舗装)に必要不可欠となっております。 |
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各種部材の組合せにより、あらゆる床版の厚さに対応し、 ネジの調整により現場で微調整も可能です。 |
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内外面共溶融亜鉛メッキを施してありますので、 耐久性に優れております。 |
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設置後は、輪荷重や舗装時の転圧を考慮した、 フィルターの潰れ防止形状を採用しております。 |
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<<導水処理(フレキシブルチューブ)使用上の注意事項>>
※やむを得ずSUSフレキシブルチューブ外径φ20をL=500mm以上での使用が避けられない場合は、本体構成部材Dを「鋼管PF」に指定し、SUSフレキシブルチューブ外径φ25をご使用ください。ただし、落下防止対策及び、2m以内での支持を必ず実施願います。 |
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【付属品】 | ||||
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取付けタイプ | 部品名 | 寸法 | 材質 | 備考 |
新設橋 | 固定金具 | φ5 | 鉄線(SWM-B) | |
既設橋 | 吊り金具 | φ45×132 | 鉄板(SPCC) | |
既設橋 | ゴムパッキン | φ60×10 | NBR | |
【別売品】 | ||||
取付けタイプ | 部品名 | 寸法 | 材質 | 備考 |
新設橋 | SDキャップ | φ100×45 | ABS樹脂 | 専用型枠(黒) |
新設橋(鋼床版) | 耐熱性SDキャップ | φ100×45 | ナイロン66(グラスファイバー入り) | 鋼床版用専用型枠(オレンジ) |
既設橋 | 注入樹脂 | エポキシ樹脂 | 注入接着剤 | |
共通 | SUSフレキシブルチューブ | φ20/φ25(外経) | ステンレス(SUS304) | 導水パイプ(袋ナット付) |
共通 | 樹脂フレキシブルチューブ | φ25(外径) | PVC樹脂 | 導水パイプ |
![]() 設置位置確認後、固定金具で固定。コンクリート床版の天端に合わせてSDキャップをつける。 |
![]() 養生 |
![]() 養生後、SDキャップを外す。 |
![]() @番とフィルターをつける。 注:スラブドレーン設置後、アスファルト舗装迄長期間を要する場合は良く清掃を施してから舗設してください。 橋面上の雨水を直接排水しますと異物により管がつまる可能性がありますので、必ず舗装下面で御使用下さい。 |
![]() 本体を溶接固定。 SDキャップ(耐熱用)をつける。 |
![]() グースアスファルトがかぶらないようにすりつける。 |
![]() 養生後SDキャップ(耐熱用)を外し、@番とフィルターをつける。 |
詳しい施工動画はこちら
![]() 設置位置確認後コアー削孔。 |
![]() 本体を仮設置。 |
![]() 樹脂注入。 |
![]() 養生後、@番とフィルターをつける。 |